昭和14年樺太に生まれ、父が三井芦別炭鉱に就業のため幼少期に芦別市に移住。小学5年の新聞配達を皮切りに、中学卒業後は炭鉱学校を経て炭鉱での労働に従事する。労働の傍ら夜間高校、通信制高校に学び、更には柔道選手として頭角を現す。上京後、警察学校にて警視庁体育専科生として学び、柔道に励み、オリンピックを目指す。機動隊に勤務の時期に試合中のケガにより選手生命を断念。同時期に夜間大学に学び教員免許を取得する。

 恩師の紹介により北星の男子高校、余市高校を経て北星余市高校の教員となる。生徒たちとの熱く激しい時代を駆け抜ける。教師の職を辞した後、現在のサンタのトコロとなる農園を舞台に仙人と称し農作業、陶芸にあそぶ。流汗悟道を存分に生き2013年11月18日昇天。

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